『ショーほど素敵な商売はない』そしてマリリン・モンロー再び

前回、マリリン・モンローについてお話ししましたが、その折に、他にも小さな役で彼女の主演映画に出演した事を思い出しましたので、今回はその作品について少しお話ししたいと思います。 

エキストラとして数日の撮影に参加した『億万長者と結婚する方』、そしてバックダンサーとして出演した素晴らしいミュージカル映画『ショーほど素敵な商売はない』の2作品です。

『ショーほど素敵な商売はない』では、ブロードウェイのスターを夢見る歌手、というのがマリリンの役どころでした。彼女は映画の中で3曲歌いましたが、その中で私が好きなのは、男性ダンサーに囲まれて歌う『ヒート・ウェーブ』という曲です。

この曲の振り付けはジャック・コール、マリリンのお気に入りの振り付け師です。他のナンバーの振り付けは全てロバート・アルトンが担当しましたが、この2人は映画のみならずニューヨークの舞台でもつとに有名な振り付け師です。

ふたりは全く異なるスタイルの振り付けをするため、マリリンの『ヒート・ウェーブ』と他のナンバーを見比べていただければ、その違いがおわかりになると思います。

この映画は、ミュージカル映画の名作のひとつです。エセル・マーマンの素晴らしい歌声、ドナルド・オコナーの歌と踊り、ダン・デイリー、ジョニー・レイそして魅力的なミッツィ・ゲイナー、この五人のスターがショウビジネスに生きる芸人一家を演じています。

マリリンといえば、撮影に遅刻する事でも有名でしたが、あえて私が申し上げたいのは、それでも待たされる甲斐がある、待つ価値がある、ということです。私がファンだから申し上げるわけではありませんが、とにかくスクリーン上の彼女は最高!なのですから。

では、今日はこの辺で。

ご機嫌よう。

ジョージより

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です